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心の準備運動をしよう

特定の診療科の患者に対する観察力

02/16/2017

看護師の仕事は、特定の傾向を持つ患者にすばやく対応することが必要とされます。
具体例として挙げられるのが、認知症患者へケアを提供する職場です。
認知症患者に看護を提供する場合、個々の高齢者の性格を理解して症状の進行具合に応じた対応をしていくことが求められます。
認知症患者は脳機能の不具合に伴い性格が頑固になったり、コントロールが利かなくなったりして、焦燥感に悩まされているケースが多く見受けられます。
そのため、認知症患者に対応する看護師は、この疾患に特有の心理状態や行動パターンについて深く理解していることが大切です。
この病気に対する幅広い知識と観察力が、認知症患者の性格の変化にも上手く対応出来るようになります。
認知症を始めとした、脳機能の低下が著しくなる患者を看護する上では精神的なストレスが溜まりがちです。
従って、この種の高齢者に携わることが多い職場では事前の心構えが必要とされ、患者を敬う気持ちを忘れずに接し続けることも重要なポイントの一つです。

また看護師の職場として特徴的な性質を持つ診療科としては年齢層の低い患者にケアを提供する小児科も挙げられます。
小児科等の職場では、まずはコミュニケーションスキルが大切です。
個々の健康状態を上手く説明することができない子供の患者を相手にしなければなりません。
そのため、小児科勤務の看護師には子供の表情や仕草等から病状を判断する、優れた観察力が必要とされます。
その観察力を用いて医師が診療をスムーズに行えるようにサポートすることが大切です。

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