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心の準備運動をしよう

自分が実践してから指導しよう

02/04/2017

医療従事者は患者の治療や病気の予防を目標として、生活指導を行うことがよくあります。
生活習慣病が医療問題として取り上げられるようになってからは、食事や運動を中心とした生活指導を行って改善を目指すことが多くなりました。
看護師はその内容を具体的に伝えることもよくあるため、生活指導の行い方についてよく知っていることが欠かせません。
多くの患者に生活指導をしていると、上手く話が通じて実践してくれることもあれば、実践してくれないこともあるでしょう。

あまり実践してくれなくて困ってしまう医療従事者もいますが、その原因は自分自身が実践していないからではないでしょうか?
最も典型的なのが喫煙であり、病気を悪化させたり、治療を妨げたりする可能性があるから禁煙をするように指導をしても、自分が喫煙者であると説得力がありません。
飲酒や睡眠不足、運動習慣なども同じようなものですが、大きく異なるのは患者が臭いで判断できてしまうことです。
医療従事者として生活指導を行っていくなら、指導する内容は自分でも実践するという心構えを持ちましょう。
健康を促す立場として、健康に悪影響があるとされることは控えるのが基本として理解することが必要です。
喫煙に限らず、実際に行う生活指導の方法や、行うことによる結果についての質問に対して、実体験を通して答えられるようにしておくと、患者からの信頼が得られて実践してもらえるようになる可能性が高くなります。
また一人前の医療従事者になるためには、患者の命を預かる仕事の心構えを知ることが大切です。

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